就職活動を終えて、なぜか建築学科の友人が多くできた。
で、あらためてガウディの素晴らしさに気付いた僕は、その勢いで最後の冬休みをロンドン・ブライトン・バルセロナで過ごす事にしたのを思い出します。
未完の大聖堂は工法を見直した事もあり急ピッチで出来上がってきているようで、この特別展においても内部の出来上がり具合とか色々驚かされました。
いろいろ事情もあり、駆け足で見るしかなかったのですが、最初の導入の映像の部屋にあったガウディの言葉。
正確には憶えてないのですが「人は見たものからしか想像できない」といったようなことを。
これ、いつも自分がレクチャーとか講演する時にいう事なんですよね。だからこそ、みたこもきいたこともない状況で何かを発想し想像できるひとがいるとすれば、それは本当の天才ですと。
それは決してコピーとかマネとか、そういうことではなくて、その上で自分という個のキャラクターが差し込まれる事によって新たなオリジナルが生まれるのだと思います。
その発想元がどれだけ豊かで、視点が個性的であるか。そして、それを具現化するためにどれほどの努力ができるか。ガウディの建築物には、それが如実にあらわされていると、また感じさせてもらいました。
また自分の想像の源泉の在り方を考える時期なのかもしれないです。
Source: http://www.gaudinoue.com/