Guild of Craftsmanship へのご参加ありがとうございました。 by Naoki MIYASHITA

8/31の Guild of Craftsmanship にお越し頂いた皆様、遅くなりましたありがとうございました。今回は8ブランド・作家さんの作品も展示させて頂き、ただの飲み会のはずが何ともそれらしい素敵な機会になったことに感謝の気持ちで一杯です。

特に、今回は涼音堂茶舗の夏のイベントの後座としてもジョイントさせて頂き、音や映像も絡めての贅沢な時間となりました。関係者の皆様のお力添えにも感謝です。

このご縁は実は、わたくしめが8年ほどまえに京都に戻ってきた時に端を発するもの。αステーションの藤本さんにMetroの糸魚さんをご紹介頂いたことが、ながい年月を経てカタチとなりました。

続けていなければ得られなかった機会です。

ひとつひとつの言葉の意味は、当たり前に理解できるものでも、実体験してはじめて身に沁みるものだなと思うことが多い今日この頃。

継続は力なり。

ですね。

この企画は誰でも参加できるけれども、その誰もがアツい気持ちをもって参加して下さっていることに本当に嬉しく思います。それは、わたくしの手前味噌ではなく、たまたま来てくれた方々の感想からの引用です。

小さくまとまって、細かな差別化をはかることよりも、適当なサイズの中でこの時代において適切な違いが分かる環境でものを見比べること、コラボレーションすること、それを今、自分は考えているように思います。

豊かさとは、ものづくりとは、サステナブルとは、贈与とは。

こうしたことに真剣に向き合うことが世代と時代を作り上げるのだと思うのですが、そのちょっとした入り口としてこの企画が協力してくださっている皆様と長く続けていけたらと思っております。

直前まで台湾にいっておりましたが、そこで咀嚼しきれなかったことが8月最後の日に少し紐解けました。

2014年の後半の追い込みに向けて、また皆様とのご縁を大切に邁進したいと思いますので、これからもよろしくお願い致します!

なお、次回は2014.10.12に HOTEL ANTEROOM KYOTO にて、京都で活動する気鋭の若手陶芸作家をゲストに招いてのの第三回目を開催。この回はトークセッションと交流会の二部構成です。
https://www.facebook.com/events/719612328074545

それから、この夏に取り組ませて頂いた本藍染めの浴衣プロジェクトについてのトークが9/15にありますので、こちらもよろしければぜひ!
https://www.facebook.com/events/1448382902117375/

それでは、またの機会に。

special thanks to :
星さん、糸魚さん、米原さん、河原さん、山崎さん、品部さん、IZAMAの皆様、作家・ブランドの皆様、涼音堂茶舗の皆様、当日含めお手伝いくださった皆様。

宮下 直樹 (Terminal81 / VOICE OF KYOTO)

life is beautiful. by Naoki MIYASHITA

ひとのては、まるでいのちをふきこむかのように。

いのちをあたえられたわたしたちが、あらたないのちをうみだせるとすれば、
それはうつくしいものであってほしいとねがいます。

松。 by Naoki MIYASHITA

春先のことでしたか、お世話になっている方から「松風」を撮って欲しいと頼まれまして、丸一日あれやこれやと日本の芸能・文化の匂ひのような曖昧だけれども確かにそこにあり続けるものを撮り続けたのですが、これは大いなる修行となりました。

もちろん「松」も撮るわけですが、それでやっと「松」って何かなとあらためて問う事となり、自分の中の埋めなければならないピースのひとつになったわけです。

友禅の絵付け師の友人がタイムラインの中で「松は最後に向き合うものになりそう」とこぼしているのを見つけたりすると、なるほどこれはやはりただ事ではないのだなと殊更に思うわけです。

松、松、松。

見渡せば市中にもそして名勝史跡のあちらこちらにも松はあるわけです。ない場所を探す方がもしかすると難しいのかもしれない。それくらい、ある、わけです。そうしてレンズを向けるようになると、これがなんとも勇ましい。雌松・雄松とあるはずなのですが、どれも相応に威勢を張っているわけで、これなしに景色は成り立たないこともしばしば。

そんなある時、ふと思い出す事がありました。

話しは随分過去に遡って、大学に進学する直前のことです。(18の時のことなのでもう倍ほど生きたことになるんですね)京都を離れひとりぐらしをする際に、思い立って親父にひとつお願いをしました。

「おじいちゃんに一筆画を描いてもらいたいんやけど。」

友禅の絵描きもしていた祖父からそうして三枚ほどの色紙を親父が持ち帰ってくれたわけなんですが、「険しそうな、しかし、凛々しくもある」と、選んだ一枚は「松」でした。そこに込められた意味に少しずつ近づいているのかもしれないなと思いつつ、あぁ、昨日はそういえば五山の送り火だったなと思いつつ。

神社・寺院数のランキング。 by Naoki MIYASHITA

相変わらずのゲリラ豪雨といっていいのか、今日の京都市内も激しい雨が降り続きました。鴨川も昨年以上に水位は激しくあがり、桂川の二の舞になるのではと戦々恐々。。。

そんな中でも打ち合わせをしていたわけですが、あれこれとつれづれに話しが続く中で「滋賀県の方が京都よりお寺が多い」という話しを耳にしました。

「えー!!」っと驚いたわけですが、あらためてググってみると、実は滋賀県も一番ではないと。一番は愛知県みたいです。。。で、大阪・兵庫ときて、滋賀県は4番目で京都は5番目。

思い込みって恐ろしいですね。ちなみに神社数でいくともっと下がって京都は18番目です。一番多いのは新潟県。愛知県と兵庫県は神社・寺院のどちらの数でもbest4に入っていて安定の強さ!?いや、ほんと知らなかったです。内訳なんかをみればまたいろいろ分かるんでしょうけど、それはまた機会があればということで。

参考:http://todo-ran.com/t/kiji/14362 ※2009年の統計のようです

竹生島にて能の奉納。 by Naoki MIYASHITA

今日はお盆のまっただ中の京都を抜け出し、近江の竹生島にて観世流シテ方の林宗一郎さんをはじめとする弘道館の面々らと「能」の奉納。

降っては止み、降っては止みの雨の中、それはまさに龍の神の存在を感じるかのようでもあり、毎度の事ながらそれをわたくしは禊の雨と感じるわけであります。

芸能と暮らし。

脈々と受け継がれてきた「それ」の気配を前よりも少しは感じられるようになったでしょうか。まだまだ修行は続きそうです。

日本の夏の風物詩。 by Naoki MIYASHITA

同世代で工芸に関わる友人はとても多い。

その中のひとりは毎年有志らとともに多摩川沿いで花火をあげているわけでして、今年はいよいよ参加させてもらいました。

花火大会多しといえど、この規模で自前で花火をあげる男どもは早々いないのではないでしょうか。仕事とライフワークが本当の意味でひとつになる、というのはこういう事なのかなと、少し考える時間でもありました。

まぁ、とにもかくにも、日本の夏は花火!ですね。